新型コロナウイルス

中国で新型コロナウイルスが特定されたのは1月ですが武漢の海鮮市場のコウモリから人への感染は11月ごろに起こったとされています。
しかしそれより1ヶ月ほど早い時期に武漢のウイルス研究所で何事かあったようです。

(武漢ウイルス研究所は「2019年10月にバイオ事故の発生で突然閉鎖されていた可能性が高い」ことがアメリ諜報機関による携帯通信データ解析報告書により判明
https://indeep.jp/wuhan-virus-lab-might-shutdown-by-bio-accident-at-october-2019/ )

もしも10月の中頃にウイルスが研究所から漏れていたのだとしたら中国がWHOに報告したのは12月31日なので2ヶ月以上も放置されていたことになります。
コウモリにうつされた人から徐々に感染拡大したのでなく研究所から一気に大量のウイルスが漏れて一度に多くの人たちが感染していたとすれば往来を規制されてない2ヶ月の間に瞬く間に世界中に広がっていたのかもしれません。

中国武漢の急激な感染拡大も、すでに大量の感染者が存在していたところで検査を実施すれば次々に感染者が増加することになります。
感染率が異様に高いウイルスなのではなく知らない間に感染が広がっていたところで検査が始められた。
もともと感染しても発症しない人たちが多くいたために誰も気付かなかった。

その後の世界中の感染拡大も同じように誰もが気づかないために後手後手の対応になり、あたかも非常に感染力の強いウイルスによるパンデミックだと勘違いしてしまったのではないか。
すでに多くの人たちが感染していたのならロックダウンや行動自粛しても増加を止められないのは当然です。

日本では去年の年末までインフルエンザが増加していました。
例年どおりの増加率であれば1月の終わり頃をピークの急激な増加が見られるはずですが今年は年をまたいで増加に転じ始めた途端に減少してそのまま収束してしまいました。

新型コロナで手洗い消毒マスクなどの対策が徹底されたからインフルエンザも流行しなかったと言われることもありますが違うでしょう。
インフルのピークが減少に転じてしまった1月には日本では新型コロナは騒がれてませんでしたから。
その後もマスクも消毒液も入手困難が続いてたわけだし。

(インフルエンザの流行状況(東京都 2019-2020年シーズン)
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/ )

最初はPCR検査でインフルエンザが陽性判定となり新型コロナとカウントされた結果インフルが流行しなかったと考えていました。
厚生労働省の通達をきっかけに日本医師会がインフルエンザの検査をしない方向に決定したようなので。
しかしそれがあったのは3月11日で、インフルは完全に底をつく手前でした。

なぜインフルエンザが流行しなかったんだろうと考えた結果、出た結論はウイルスの干渉の可能性があるんじゃないか。
去年の段階で既に日本に入り込んでいたとすれば新型コロナが1月には国内で感染が広がっていたのかもしれない。

ウィキペディアによればウイルス学における干渉とは1個の細胞に複数のウイルスが感染したときに一方あるいはその両方の増殖が抑制される現象。
インフルエンザと新型コロナウイルスで干渉現象が起きるのかわかりませんが、可能性としてありかと思います。

ただでさえ無症状が多い新型コロナですがインフルとの干渉があれば感染者が増加していても全くわからない状況が作られそうです。
ただ、アメリカはどうなんだ?!と言われるとわかりませんが。
でも規模やタイミングが違うだけでアメリカでも同様な現象が起きていたのかもしれません。

日本では新型コロナでインフルが押さえ込まれアメリカでは逆にインフルエンザでコロナが表面化しなかったとか。
インフルエンザは季節性なので減少と共に新型コロナが爆発的な流行となった。
ウイルスの干渉現象で考えるとそんなシナリオもありそうです。

PCR検査は白黒はっきりさせられるものではないようです。
感度は70%くらいが多いですが特異度は99%や99.9%で計算している人が多いみたいです。
ここでは感度70%特異度90%で計算してみます。
100人の感染者を検査して陽性になる人が70人。それが感度70%。
30人は偽陰性になります。
100人の感染してない人を検査して陰性になる人が90人。それが特異度90%。
10人は偽陽性になります。

もう少し人数を多くして考えてみましょう。

検査人数1000人中100人の感染者がいたとしたら感染者100人の中で偽陰性が30人と陽性が70人。
非感染者900人の中で偽陽性が90人と陰性が810人。
陽性として判定されるのは160人(うち本物は70人)。
陰性として判定されるのは840人(うち本物は810人)。
取りこぼされた感染者が30人いて感染してないのに感染者にされちゃった人が90人いることになります。

今度は1000人中10人の感染者がいたとして計算してみます。
感染者10人の中で偽陰性が3人と陽性が7人。
非感染者990人の中で偽陽性が99人と陰性が801人。
陽性として判定されるのは106人(うち本物は7人)。
陰性として判定されるのは804人(うち本物は801人)。
取りこぼされた感染者が3人いて感染してないのに感染者にされちゃった人が99人いることになります。

感染者が100人いた時には偽の感染者は90人で同数より少し欠ける人数でしたが、感染者10人で計算すると偽の感染者は99人になり約10倍になってます。
全検査数の中で本物の感染者の割合が高い方が偽陽性は少なくなります。
偽陽性が多ければ感染者が水増しされ感染経路不明者が多くなります。

日本は検査が少なすぎると言われ続けていましたが、きちんと感染経路を確認して確率の高い人たちだけを検査する方が精度が上がるわけです。
闇雲に誰彼かまわず検査しまくったら本当の感染者を特定できなくなる。
日本のやり方は正しかったと思います。

もう一度計算してみましょう。
今度は感度99.9%で特異度99.9%。
本当は有り得ない数値です。
感度と特異度はどちらかを上げると一方が下がるトレードオフの関係なので。
東京都の実際の数値から計算してみます。
現実には感度、特異度はわからないので両方に偽者が含まれてる可能性がありますが。

7月の最後の4日間の数値です。
28日 3186/266(検査数/陽性者数)
偽陰性0.266 偽陽性2.92

29日 1094/250
偽陰性0.25 偽陽性0.844

30日 6113/367
偽陰性0.367 偽陽性5.746

31日 5665/463
偽陰性0.463 偽陽性5.202

さすがに99.9%だと偽陰性は出ないようですが特異度が高くても検査人数が多くなれば偽陽性は出てしまいます。
特異度が仮に100%だとしたら今度は感度が問題になります。
特異度が上がれば感度が下がるはずですから。
特異度が100%なら偽陽性はいないので陽性者は全員感染者確定です。
でも感度が下がれば偽陰性が多くなります。
感度80%で計算してみると
28日 偽陰性66.5
29日 偽陰性62.5
30日 偽陰性91.75
31日 偽陰性115.75
60人から100人くらいの人たちが偽陰性になります。

最後に感度70%特異度90%で計算してみます。小数点以下は切り捨てます。
28日 偽陰性114人 偽陽性292人
29日 偽陰性107人 偽陽性84人
30日 偽陰性157人 偽陽性574人
31日 偽陰性198人 偽陽性520人

29日は検査数に対して陽性者数が多いので超えてませんが他は偽陽性が陽性者数より上回っています。
特異度90%が高いのか低いのかわかりませんが90%だとそんな数字になってしまいます。

計算が間違ってるかもですが数字は数字、計算は計算でしかないので、あまり数字に惑わされないようにしましょう。
PCR検査を調べて思ったのは無症状の感染者って偽陽性そのものだよな、と。
どこまでが本当でどこまでが嘘かわからないのはみんな同じかもね、と。

俺の出した結論は感染力はさほど強くなく検査の性質により不透明な部分が多くなり混乱が生じている。
身の回りに感染の疑われる人がいなければマスクも消毒もやめましょう。
熱中症や頭痛などのマスクの弊害は出ているようですし他の有用な細菌も殺すだけでなく消毒液そのものが体に悪影響を及ぼします。
感染しなかったけど体を壊しましたじゃシャレになりませんから。